雑穀塾「粟(あわ)の魅力共有」

日本各地で古の時代から栽培され続けてきた粟(あわ、アワ、Foxtail millet)。祖先は、ねこじゃらし(エノコログサ)です。第25回『雑穀塾』は、6月28日(火)に「粟」をテーマに開催いたしました。

最初に、雑穀アドバイザー多次見侑加さんによる「松屋銀座店オープン『五穀屋』の取り組みと浜松水窪地域におけるあわ栽培を通じた地域連携について」の講義。4月にオープンした松屋銀座店さんでは、責任者として自ら店頭にも立たれています。

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講師:雑穀アドバイザー 多次見 侑加さん

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協会会員の春華堂さんが運営する「五穀屋」

 

雑穀を加えた商品を開発するのではなく、雑穀を入れるからおいしくなる、雑穀を使用してさらに魅力のある商品を開発されている強いこだわりが感じられます。

地元浜松の水窪地区でのあわ栽培を通じた活動もすばらしいものがあります。水窪で雑穀メニューを中心とした農家レストラン「つぶ食 いしもと」を営む雑穀栽培の石本さん指導のもと、地元のNPO法人の方々と取り組まれています。

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栽培している実物の粟の穂を掲げて

 

栽培されているあわの品種、うるち種の「虎の尾」、もち種の「猫足」を実物と共にご紹介。

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五穀屋さんの人気商品

 

参加された方には、その松屋銀座店さんでも人気の商品、五穀せんべい「山むすび 七福米塩」、五穀最中「よつ割り」。納得のいくまで何度も試作して作り上げた味わいです。

後半は、雑穀クリエイターゆあさよしこ さんによる、あわを使った和洋菓子の実習です。仙台で雑穀を使った和菓子の教室を長年実施されています。

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講師:雑穀クリエイター ゆあさ よしこさん

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各テーブルで実習指導

 

今回のメニューは、実習も行った「あわのシンプルチュイール」と「あわのスポンジケーキ」。デモンストレーション&試食メニューは、「あわとフルーツトマトの水羊羹」です。

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講師によるデモンストレーション

 

雑穀レシピコンテストでも数々の優秀賞を受賞するなど、斬新な雑穀の使い方には定評があるゆあささんのレシピ。どれもおいしくいただきました。

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出来上がり

 

また、あわの話の中で、品種の異なる5種類の食べ比べも実施しました。

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品種により色合いも異なります

 

品種によって色も味も様々ですが、同じ品種でも産地やその年の気候状況、生産者の違い、また、収穫後から製品になるまでの保管方法等によっても大きく異なります。今回の食べ比べだけで、品種の味の違いや優劣を決めることはできませんが、同じ粟でも大きく異なることを感じていただけたことと思います。

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食べ比べと評価

 

雑穀の有資格者として、それぞれの品種の特徴を生かした、おいしい料理や魅力ある商品開発につなげていただければと思います。

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