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アマランサスはNASAが推奨する宇宙食か?

雑穀に関する素朴なギモン Q&A
健全な雑穀の普及に向けて、皆さまからいただいた質問の回答を掲載しています。


Q テレビ番組や一部のアマランサス販売サイト等では、「アマランサスはNASAが認めた宇宙食である」として紹介しているようです。研究者の発表論文などではその表現を確認できないのですが、本当のことなのでしょうか?


A NASAがアマランサスを宇宙食に採用したり、推奨しているという事実はありません。NASAが21世紀の主要な食になると発表したことがある「キノア」と混同しないようにしましょう。


キノアとアマランサスは、どちらもヒユ科の擬穀類です。見た目や原産地も似ているため、メディアやインターネット等では、情報が混同されて紹介されることがあります。そこで、2つの作物を比較してご紹介いたします。

名称 キノア(キヌア) アマランサス
英名 Quinoa Grain amaranthus
分類 ヒユ科、アカザ亜科、アカザ属 ヒユ科、ヒユ属
分類に関する注記 テンサイ、ホウレンソウと同じ
以前は、アカザ科として分類されていたが、数年前にヒユ科に統合された
アマランサスとは、栽培されるこれらのヒユ科作物(センニンコク、ヒモゲイトウ、スギモリゲイトウ)の総称
原産地 南米アンデス  中南米~南米アンデス
主な産地 ペルー、ボリビアのほか、アメリカ、欧州など、世界各国に広がっている 南米、インド北部山岳地帯、ネパールなど
国内産地 北海道、山梨、徳島など 岩手、長野など
栄養学的な特徴 カリウム、リン、マグネシウム、鉄、ビタミンB?、ビタミンB?、葉酸、食物繊維を多く含む
必須アミノ酸では、穀物に少ないリジンの含有量が高い
カリウム、カルシウム、リン、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、ビタミンB?、葉酸を多く含む
必須アミノ酸では、穀物に少ないリジンの含有量が高い
特記調理加工(常圧下での加熱) ポップしない
ポップする
NASA(アメリカ航空宇宙局) 21世紀の主要な食として発表(1995年) 宇宙食に推奨している事実はない
NAS(アメリカ科学アカデミー) 推奨する36種の有用資源のひとつとして紹介(1975年) 推奨する36種の有用資源のひとつとして紹介(1975年)
その他 2013年に国連が定めた「国際キヌア年」により、世界の食糧問題を解決できる可能性をもつ作物として世界の注目を集める 夏季の葉野菜として、野菜用の品種も流通
よく使われるキャッチ アンデスの母なる穀物 驚異の穀物

キノア

アマランサス

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