目的は、健全な市場形成「日本雑穀アワード」

本日、8月25日(木)から「日本雑穀アワード 第4回デイリー食品部門」の応募受付が開始されました。

パンやスイーツ、おにぎり、弁当、総菜など、雑穀をおいしく活用している、製造後の賞味期間が2週間以内のデイリー食品が応募対象です。

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日本雑穀アワード創設について

日本雑穀アワードは、2011年の創設で、制度運用6年目を迎えています。ブーム的な状況が去り、雑穀市場が低迷していた時期です。

雑穀市場流通のピークはその少し前、2007年から2009年ごろ。ブレンド雑穀がテレビCMや全国紙の広告などで掲載され、雑穀を取り扱う企業の参入も相次ぎ、様々な商品を見かけました。また、食品の展示会や見本市では、雑穀を使った商品が溢れ、今まで取り扱いのなかった、惣菜や和洋菓子、化粧品業界なども雑穀を取り扱い、国内雑穀産地にも取引希望の引き合いが多く、国産原料が足りなくなっていた時期でもありました。

しかし、ブームのように扱われてしまうと、その終焉も訪れます。

2010年ごろからは、メディアに取り上げられる機会も減って、雑穀から他の食品へ興味が移っていった会社も多く見られました。量販店のバイヤーからは、「雑穀はダウントレンド」などと言われておりました。雑穀の商品化が多数され、その中には雑穀のイメージを損なう商品もあり、結果として「雑穀っておいしくないよね。」というイメージを持たれたこともブーム終焉の一因にあげられます。

そのような状況の中で、雑穀の健全な市場形成を目指して創設したのが「日本雑穀アワード」です。

 

雑穀を選ぶ基準を教えてほしいとの声

お米には、(一財)日本穀物検定協会が実施し、特A評価などで知られる「米の食味ランキング」をはじめとして、「米・食味分析鑑定コンクール」「お米日本一コンテストinしずおか」など、おいしいお米を表彰する様々なコンテストが存在しています。

雑穀には、産地や品種などを評価する制度はありません。

そのため、「おすすめの雑穀商品を教えてほしい。」「雑穀を選ぶ基準がわからない。」など、協会事務局には、毎日のように電話やメールがありました。一方的な広告だけではわからない、中立、公正な立場としての基準を求める声が多かったのです。

雑穀は、お米のように限られた品種の生産だけではなく、地域固有の品種や在来種など多く存在しています。たとえばアワであれば、国内に約2,000種が存在しています。それぞれに特徴があり、重要な遺伝資源でもあるため、あえて雑穀の産地や品種を評価、表彰する制度の必要性はありません。

しかし、雑穀を使った加工食品は、雑穀全体のイメージに大きく影響するため、協会として何らかの基準や推奨する方法が求められていました。ただし、評価を協会内部や協会から委託する有識者で行うと、どうしても発言力のある一部の審査員の意向が働き、不公平な制度に見られる可能性が危惧されます。

そこで、中立、公正、客観性、そして専門性を兼ね備えた、食品業界全体から認められる表彰制度にするために、会長、理事を含めて協会関係者は審査に関与せず、雑穀の有資格者だけで行うこととして運用を始めました。その有資格者の中でも、雑穀の幅広い知識やスキルを保有する今までに100名しか合格していない、雑穀アドバイザー、雑穀クリエイター認定者が厳正に審査を担当しています。

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〚次ページ〛 審査基準4つの視点とは

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