雑穀研究会 Millet Society について

雑穀研究への招待

1988年に設立された雑穀研究会は、雑穀をめぐるあらゆることを研究対象として、農学、植物学、民俗学、人類学、考古学、食物学、郷土史など幅広く学際的な交流を行っています。

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主な活動として、年に一度、全国各地の雑穀栽培地を訪れて開催するシンポジウムがあります。また、関東と関西の都市間で交互に開催している春の勉強会。それぞれに、雑穀の貴重な研究情報が得られ、交流できます。

今年のシンポジウムは、8月22日(月)、23日(火)に、茨城県つくば市で開催されました。研究発表と総会、懇親会は、筑波山のホテル青木屋で行い、翌日、農業・食品産業技術総合研究機構・遺伝資源センター(ジーンバンク)にて、雑穀の研究栽培等を見学いたしました。

研究発表の演題は、以下のとおり。
◆ 中央アルプス東山麓扇状地の雑穀畑から出土した「彩色有段石鍬」EDXによる元素分析
(信州大学)井上直人
◆ 北海道における小豆研究の進展と2016年国際マメ年について (東京農大)笠島真也
◆ 雑穀の市場動向と地域固有の雑穀を活用した振興事例 (日本雑穀協会)中西 学
◆ 徳島市三谷遺跡の発掘調査­雑穀農耕開始期の遺跡調査­ (徳島大学)中村 豊

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雑穀栽培圃場では、特性調査を行っている、モロコシ(ソルガム)140品種、アワ13品種、ヒエ10品種、シコクビエ13品種、キビ11品種、ハトムギ5品種について、研究会会員でもある、奥泉主席研究員から詳しくご説明いただきました。

 

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ジーンバンクとは

農業・食品産業技術総合研究機構・遺伝資源センター(ジーンバンク)は、22万点(品種・系統)の植物遺伝資源を保存し、研究・教育用にその貴重な種子を配布しています。世界有数、米国、中国、インド、ロシアに次ぐ規模です。つくばの施設には、40万点を保存できる-18℃の長期保存施設、20万点を保存できる-1℃の配布用保存施設、液体窒素を用いた超低温保存施設のほか、種子調整室、種子乾燥室、発芽試験室、特性調査栽培圃場等があります。

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雑穀研究会 会員募集中です

来年のシンポジウムは、信州大学や長野県内の伝統的な雑穀産地を予定されていて、貴重な機会になりそうです。
また、雑穀研究会では、会員の投稿による会報「雑穀研究」が年に1回程度発刊されています。現在の編集長は、東京農業大学(オホーツクキャンパス)の笠島真也助教、編集幹事は、日本雑穀協会特別顧問の信州大学井上直人教授と、雑穀エキスパート資格も取得されている関沼幹夫助手です。

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そのような中で、もっと雑穀研究会の会員を増やし、雑穀研究の輪を広げていきたい、という総意で、日本雑穀協会からも会員の募集案内をしております。ご興味ある方は、こちらの雑穀研究会ホームページをご覧ください。

写真は、雑穀研究会会長の竹井恵美子先生(大阪学院大学)。
特に台湾の雑穀について、様々な研究をなされています。

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<関連サイト>
雑穀研究会
農研機構・遺伝資源センター(ジーンバンク)

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