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2016年、国際マメ年も残り2か月弱

交流会で日本一に選ばれた豆腐を試食

さて、その交流会で試食したのが、日本豆腐マイスター協会さんからの提供品。10月に熊本で開催された、豆腐日本一を決めるコンテスト「第2回全国豆腐品評会」の上位商品です。日本一の豆腐に選ばれた、農林水産大臣賞受賞の「匠選極ソフト木綿豆腐」をはじめ、絹ごし豆腐部門や寄せおぼろ豆腐部門などで上位に選ばれた豆腐が勢ぞろいしました。上位入賞豆腐のほとんどが、在来種の大豆を使った豆腐だったようです。

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在来品種の対角線上にあるのが育成品種です。品種育成の目的は、収穫量を増やす、おいしくする、草丈を低くして倒れにくくする、病害虫に強くする、また、例えば大麦の水溶性食物繊維 β‐グルカンのように、特定の栄養成分を増やすなど、明確な目的をもって研究され、5年、10年という長い年月を経て開発されます。そして、日本人の食環境を大きく改善してきました。

在来品種の作物は、一般的においしい、力強い、栄養価や機能性が高いなどのイメージがあります。コンテストの審査方法についての詳細はわかりませんが、在来品種の特徴を生かして、そのことを明示することで、おいしいさを表現していくことも可能かもしれません。もちろん、安定した育成品種を原材料として使用し、より多くの方に豆腐のおいしさを伝える商品もまた魅力があります。

今回、絹ごし豆腐部門で最高の金賞を受賞された梅の花さんの「絹ごし豆腐」。上位商品の中で、唯一の育成品種の大豆を使っているそうです。数ある絹ごし豆腐の中で、そのトップに選ばれることは、商品開発力、製造技術力の高さを示しています。

豆以外の雑穀にも数多くの在来品種があります。たとえば「あわ」。
最近では、岩手県の黄色いもちあわ「ゆいこがね」のように、新しい品種も開発されてきました。雑穀アドバイザー講座の「雑穀の遺伝資源」で詳しく学ぶのですが、日本国内には2,000品種を超えるアワが確認されています。そのほとんどは在来種です。しかし、ここ何十年かで急激に栽培される在来品種が減少しています。このことは、将来に向けての食糧安全供給という面でも不安を残しています。

〚次ページ〛国際マメ年は、残り2か月を切る

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