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雑穀オンライン交流 from岡山/玉野備中夢白小豆

雑穀オンライン交流 開催中 

協会会員と雑穀産地や研究機関ほか、雑穀に関係する場所や人とオンラインでつながり、リアルタイムで情報を共有し、その魅力を伝える活動を行っています。

2020年9月2日(水)開催、from岡山 / 玉野備中夢白小豆
岡山県で開発された白小豆の新品種「備中夢白小豆」の栽培地、岡山県玉野市の圃場とつなげて実施いたしました。玉野市は、岡山県の南部に位置し、瀬戸内海に面し、海と山に囲まれた自然豊かな地域です。玉野市雑穀生産組合を立ち上げて、キビやアワ、タカキビ、ハトムギ、もち麦、黒米などの産地化に取り組んでいます。


圃場のご案内は、備中夢白小豆の栽培指導や普及に取り組まれている、岡山県備前県民局農林水産事業部 備前広域農業普及指導センターの太田春香さんです。

   インフォメーション
本日は、岡山県玉野市の玉野市雑穀生産組合 組合長、井上史郎さんの圃場から撮影させてもらっています。今日は、組合事務局のある、道の駅みやま公園の松原さん、そして玉野市役所の方がお二人、広報の方と農業の関係のお仕事をされている方にも来てもらっています。この模様は、玉野市のSNSにて発信されるようです。県のホームページでも、 備前広域農業普及指導センター管内農業情報で発信していきたいと思っています。

現在、玉野市雑穀生産組合の組合員は27名、そのうち白小豆を作っている方は20名弱くらいです。備前広域農業普及指導センターでは、白小豆の講習会をしたりとか、アドバイスするような仕事で支援をさせてもらっています。

   備中夢白小豆について
この白小豆は「備中夢白小豆」という名前をつけています。岡山県のオリジナルブランドで、他の県では栽培されていません。岡山県の試験場で育成しておりまして、在来種の白小豆「高梁白」と、大粒の赤小豆「新備中大納言」を掛け合わせた品種になります。今までの品種とは何が違うかといいますと、粒がとても大粒で、製餡適性が優れています。餡子にしたときの風味が非常に良い品種です。農家さんにとっても、大粒ということは収量が多く獲れるのと、背丈が低く倒れにくいため収穫もしやすい品種になっております。

玉野市では、平成30年から作付けが始まり、今年で3年目になっています。その他、岡山県内では北の方になりますが、新見市のあたりでたくさん作られている品種になります。現在の販売先としては、商社さんに卸させてもらっているのと、地元のお菓子屋さんに使っていただいているところで、これからどんどん販路を開拓していきたいと感じているところです。

備中夢白小豆は、このような黄色い花が咲きます可愛くて綺麗なお花です。今年は8月の雨が非常に少なくて、まだお花が見えていないような状況です。少し早く播種した組合員さんの圃場に花が咲いていましたので、そちらの様子をご覧いただきたいと思います。

種を播くのは、7月末から8月初めごろになります。直根で、育苗してから植え付けても、なかなか植え付かないので、直播きしたほうがよく育ちます。除草としては、小豆は豆の中でも、使うことのできる除草剤の種類がすごく少ないため、基本は中耕・培土で除草しています。あと手抜きで雑草を直に取っていきます。ここの圃場の井上史郎さんご自身、あまり除草剤を使うのが好きではないので、基本的に農薬を使っておりません。収穫するのは、10月の中・下旬から11月の中・下旬くらいです。玉野市は暖かく、なかなか霜も降りない地域ですが、霜に当たってしまうと腐ってしまうため、霜が2回くらいあたる前までに収穫する必要があります。11月の中旬くらいまでに収穫すると、品質が良いものになるようです。ちなみに、この白小豆を作った後は、キラリモチという品種のもち麦を作付けしています。もちもちして、美味しいです。

   赤小豆との違い、白小豆の使い方について
赤小豆の赤い色素には、ポリフェノールが含まれていますが、白小豆はご覧のとおり、真っ白なのでそういうような栄養素は含まれてはいません。しかし、逆に、白小豆は風味が上品なので、有名な高級和菓子屋さんでも使われています。渋みを感じることもあまりないですね。

白餡としては、普通のお菓子屋さんでは、白いんげんが使われることが多いかと思います。しかし、白小豆を使った方が風味は良くなります。お菓子屋さんともいろいろとお話させていただいているのですが、白小豆は単価が高いものなので、餡子だけでなく、粒をそのまま残しても良いと思います。白小豆そのままの形を残したような状態で、ゼリーのようなものに入れてみたり、トッピングしたりというような使い方も良いとお菓子屋さんに言われています。以前、生産組合の方が白小豆のぜんざいを作ってくださったのですが、甘さが上品でとても美味しかったですよ。また、玉野には「玉野五穀」という玉野産の雑穀を使った商品があります。そこには大豆が入っていますが、大豆の代わりに白小豆を入れることも検討しているようです。

   商品取り扱いについて
販売先については、玉野市雑穀生産組合事務局の松原さんに出荷など取りまとめてもらっているところです。コロナの影響で、去年と今年で販売するところが変わってくるのですが、今年収穫されたものは、岡山県内の雑穀を取り扱う会社に買っていただき、そこで商品化をしてインターネット等で販売する予定です。ちなみに、去年は玉野市内のお菓子屋さんにも少し出していまして、今はコロナの影響で止まっていますが、そちらも商品開発中です。

販売価格については、できるだけたくさんの人に使ってほしいので、お求めやすい価格にはしたいですが収穫量にもよるかなと思います。小豆は北海道が有名で、小豆も相場の価格があるので、そちらに合わせるような形にもなるかも知れません。収穫を11月頃までにしてもらって、12月に調整、そこできれいなものを選別します。年明けくらいに出荷して、できればお正月くらいに間に合うと良いですね。


ありがとうございました。
これからグングン成長していくことと思いますので、収穫時期の11月に、またぜひ第2弾で開催したいと思います。

※ 文中の岡山県ホームページ管内農業情報に掲載されました。
https://www.pref.okayama.jp/page/680802.html

※ 取材参加いただきました、米穀専門紙「商経アドバイス」様(9月14日号)に記事掲載されました。

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